詩でよむ近代:永瀬清子 薔薇詩集--「民主主義」への希望
第二次世界大戦の終戦時、永瀬清子(1906~95)は39歳。戦前に2冊の詩集を出し、評価を得た詩人だった。草野心平を介して早い時期に宮沢賢治の作品にも触れ、衝撃を受けた。戦後は女性詩人の先達として後輩の女性たちから慕われる一方、吉本隆明氏、谷川俊太郎氏ら男性詩人の間でも声望が高かった。
あたらしい熊山橋は
茫(ぼう)と白く宙にうかんでいる
空は星にあふれているが
西の天末にはまだ猫眼石いろの光が
フットライトのように
かなたの半球のあかるみを投げあげている
(「熊山橋を渡る」冒頭部分、詩集『薔薇(ばら)詩集』より)
毎日jp
http://mainichi.jp/enta/art/news/20101013ddm014040180000c.html
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